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2016年11月30日水曜日

シャツのボタンの位置が男女で違うのはなぜ?

着物の衿は左側が上に来る。男女で違いはない。ところがシャツ、ジャケット、コートなどは男女で異なる。男性用はボタンが右側(左側の衿が上)、女性用は左側(右側の衿が上)にあるのだ。一体なぜだろう。

いろいろ説はあるけれど、実際の理由はよくわからないらしい。

男性の場合、ジャケットなどの下に銃を携帯していたから、と考える歴史家が多い。右利きの人間が大多数だから、右手で銃を抜きやすくするため、ボタンを右側につけたというわけである。

でも、銃が一般的になる前から、左衿が上だった。

『A Gentleman's Wardrobe』の著者ポール・キアーズ(Paul Keers)は、「剣を体の左腰に携行していたため」と考える。ボタンが左側、つまり右衿が上だと、剣を抜くとき手が引っかかる可能性があるからだ。慌てて剣を抜こうとして手が引っかかり、それが命取りになるかもしれない。

ボタンが逆についていたら、右手が突っ込めなくて困ったであろうナポレオン

では、女性の場合はどうか。


2015年12月10日木曜日

異文化コミュニケーションに役立つベストセラー 『When Culture Collide』

「国際化」=「英語が話せること」

こんな単純な図式で物事が進まないことは、他国のビジネスマンと交渉したことがある人や、外国に支社や工場を設立した会社は痛感しているだろう。相手のコミュニケーション方法がわかっていれば、ビジネス交渉や外国人従業員の取り扱いがかなり楽になるはず。

そう思っている人の強い味方がこの本。リチャード・ルイス(Richard Lewis)著『When Culture Collide』(文化が衝突する時)。初版は1996年で現在第3版が出ている。100万部以上売れた大ベストセラーだが、邦訳はないみたい。(邦訳を出したい出版社はいませんか? 訳しますよ。)『ウォールストリート・ジャーナル』紙が「世界経済をナビするロードマップの決定版」(an authoritative roadmap to navigating the world's economy)と呼ぶ本だ。

リチャード・ルイスは、10か国語を話すイギリスの言語学者。ステレオタイプの危険性を認識しながらも、国による違いは確かにあるという。

ルイスは「リニア・アクティブ」(linear-actives)、「マルチ・アクティブ」(multi-actives)、「リアクティブ」(reactives)という3つのカテゴリーを使って、国民性を分析する。

  • リニア・アクティブ・・・計画し、予定を立て、オーガナイズし、予定に従って行動する。一度にひとつのことをする。ドイツ人やスイス人など。

  • マルチ・アクティブ・・・一度に多くのことを同時に行う、活発で饒舌な人々。時系列のスケジュールではなく、スリルや重要性に従って優先順位をつける。イタリア人、中南米人、アラブ人など。

  • リアクティグ・・・礼儀正しさや他人への敬意を重要視する文化。話し相手の言うことに静かに穏やかに耳を傾け、相手の提案に注意深く対応する。中国人、日本人、フィンランド人など。

これらの特徴は文化や伝統に深く根ざしているため、政治経済の状況が突然変わってもあまり影響を受けないという。

この3つのカテゴリーを元に、世界各国を位置づけしてみたのがこの図。青がリニア・アクティブ、赤がマルチ・アクティブ、黄色がリアクティブ。


国民性が違うと、コミュニケーションの方法も異なる。


2015年11月21日土曜日

世界の文化をチャートで説明する

文化」と一口に言っても、意味するところは多種多様。あまりにも多くの要素を含んでいる。

例えば、広辞苑はこう定義する。

「人間が自然に手を加えて形成してきた物心両面の成果。衣食住をはじめ科学・技術・学問・芸術・道徳・宗教・政治など生活形成の様式と内容とを含む。文明とほぼ同義に用いられることが多いが、西洋では人間の精神的生活にかかわるものを文化と呼び、技術的発展のニュアンスが強い文明と区別する。」

これをチャートで表そうという無謀な学者がいる。米ミシガン大学(University of Michigan)のロナルド・イングレハート(Ronald Inglehart)と独ルエパナ大学(Luephana University)のクリスティアン・ヴェルツェル( Christian Welzel)だ。
Business Insider
 
縦軸と横軸の両方の真ん中がゼロという複雑なチャート。縦軸は宗教、親子関係、権威などの伝統的価値(マイナス部分)とリベラルな世俗的合理的価値(プラス部分)を表している。伝統的価値を重んじる人々は離婚、堕胎、安楽死、自殺などを否定する。

横軸はサバイバル価値(マイナス部分)と自己表現価値(プラス部分)を表している。サバイバル価値は経済的また身体的安全を重視し、信頼や寛容と程遠い。自己表現価値は環境保護、性の平等、外国人や同性愛好者への寛容などを重んじる。

日本は世界のどの国よりも世俗的合理的価値を重視する一方で、横軸はゼロに近いニュートラルである。


2015年7月25日土曜日

絵文字が語る国民性 「ハート」好きのフランス人、「ロリポップ」好きのオーストラリア人

数独」と「絵文字」に共通するのは・・・?

どちらも日本語と意識されることなく、「sudoku」「enoji」として世界中で使われている言葉だ。「anime」や「manga」や「otaku」も、「sudoku」や「emoji」より使用者が限定されるものの、今や世界語である。

前世紀の後半に、日本の「エコノミックミラクル」(economic miracle)が世界の驚異を呼び起し、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」(Japan As Number One)なんて本がもてはやされた時期があったが、その頃でも、今ほど世界に通用する日本語はなかったように思う。

特に「emoji」の浸透は、メールソーシャルネットワークなど、普通の人の日常生活と密着しているためか目覚ましい。

絵文字は世界中で使われているが、国によって使う絵文字の種類は違うのだろうか?

・・・とか思って探したら、絵文字による国民性調査が見つかった。2014年10月から2015年1月までの4か月間、16の言語・地域において、アンドロイドとiOSのデバイスで使われた10億の絵文字を分析したもの。世界には800以上に絵文字があるという。それをこの調査では60のカテゴリーに分けている。

まず、どの絵文字がよく使われているのか。


ナンバーワンは「スマイリー」。世界中で使用された絵文字の44.8%がスマイリーなのだ。次いで、「悲しい顔」(14.33%)、「ハート」(12.5%)、「手のジェスチャー」(5.3%)。