GDP、国土面積、人口、幸せ度、平均寿命、教育程度・・・。国のランキング付けには色々ある。調べれば、どんな国だって、何らかの分野で「世界一」なのではないか。
そんな思いから生まれたのが「インターナショナル・ナンバーワンズ」(International Number Ones)。デイヴィッド・マッキャンドレス(David McCandless)が「information is Beautiful」というウェブサイトに、2009年から発表している。
最新の2016年版はこれ。
データはCIA、ニューヨーク・タイムズ(New York Times)、ブルームバーグ(Bloomberg)、国連、エコノミスト(The Economist)、世銀、ロイター(Reuters)、BBC、フォーブズ(Forbes)、ガーディアン(The Gardian)、ウォール・ストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)その他の資料から収集・集計したという。
ランキングの元になった数字の殆どは、国民一人当たり、または人口に対する割合。中には、「総人口」など、国全体の合計もある。
日本は「高級料理」(Haute Cuisine)で世界一。理由は、世界のどの国よりもミシュラン3つ星レストランが多いから。
私が住む南アフリカは「プラチナ」(Platinum)。実は、2016年版が最初に発表された時には「死」(Death)だった。その後、最新データが公表され、不名誉な第1位から免れたらしい。
2016年12月12日月曜日
2016年8月7日日曜日
「不法移民の入国を阻止するために、アメリカ・メキシコの国境に防壁を築く」と息巻いていたドナルド・トランプ(Donald Trump)が、米共和党の大統領候補に指名されてしまった。共和党の党大会での指名受諾演説でも、「壁を築く」ときっぱり。
トランプは「建設費用はメキシコに負担させる」と断言するが、メキシコ政府は「絶対払わない」。
メキシコに無理やり払わせる妙案でもあるのか。メキシコが払わないとしたら、誰が負担するのか。そもそも、3200キロにわたる国境に壁を建設するのに、一体いくらかかるのか。
米バーンスタイン・リサーチ(Bernstein Research)の最新レポートによると、リオ・グランデ川など天然の国境のおかげで、壁を建設する必要があるのは国境の約半分。そこに高さ12メートルの壁を築くには、7億1100万ドル相当のコンクリートと2億4000万ドル相当のセメントが必要。工賃を含めると、150億ドルから250億ドルの費用がかかるという。
トランプは「建設費用はメキシコに負担させる」と断言するが、メキシコ政府は「絶対払わない」。
メキシコに無理やり払わせる妙案でもあるのか。メキシコが払わないとしたら、誰が負担するのか。そもそも、3200キロにわたる国境に壁を建設するのに、一体いくらかかるのか。
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| (Economist.com) |
米バーンスタイン・リサーチ(Bernstein Research)の最新レポートによると、リオ・グランデ川など天然の国境のおかげで、壁を建設する必要があるのは国境の約半分。そこに高さ12メートルの壁を築くには、7億1100万ドル相当のコンクリートと2億4000万ドル相当のセメントが必要。工賃を含めると、150億ドルから250億ドルの費用がかかるという。
2016年6月19日日曜日
「これがジャンケンで必ず勝つ方法」(Here's How To Always Win At Rock, Paper, Scissors)というウェブページリンクを目にして、「そんなうまい話はないだろう」と思いつつも、好奇心に勝てず開けてしまった。因みに、「ジャンケン」のことを英語では「rock, paper, scissors」(石、紙、はさみ)という。
ジャンケンに勝つためには、手を出すパターン、相手の心理、そして統計に精通する必要があるという。
まずパターン。「世界ジャンケン協会」(World Rock Paper Scissors Society)によると、ジャンケンの素人、特に男性は最初に「グー」を出す傾向がある。英語で「グー」にあたる「石」には「強い」というイメージがあるためというが、「石」という言葉のイメージなのだろうか、拳に対するイメージなのだろうか。もし前者だとすると、日本人には当てはまらないパターンかも。
とりあえず、この記事の通り、素人は最初に「グー」を出す傾向があるとすると、素人相手には「パー」を出せば勝つ確率が高くなる。
玄人(ジャンケンの玄人ってあるんだろうか?)は素人が「グー」を出しやすいことを経験的に知っているから、素人を相手にする玄人は「パー」を出す傾向にある。従って、玄人を相手にする素人は「チョキ」を出すと勝つ確率が高い。
ジャンケンに勝つためには、手を出すパターン、相手の心理、そして統計に精通する必要があるという。
まずパターン。「世界ジャンケン協会」(World Rock Paper Scissors Society)によると、ジャンケンの素人、特に男性は最初に「グー」を出す傾向がある。英語で「グー」にあたる「石」には「強い」というイメージがあるためというが、「石」という言葉のイメージなのだろうか、拳に対するイメージなのだろうか。もし前者だとすると、日本人には当てはまらないパターンかも。
とりあえず、この記事の通り、素人は最初に「グー」を出す傾向があるとすると、素人相手には「パー」を出せば勝つ確率が高くなる。
玄人(ジャンケンの玄人ってあるんだろうか?)は素人が「グー」を出しやすいことを経験的に知っているから、素人を相手にする玄人は「パー」を出す傾向にある。従って、玄人を相手にする素人は「チョキ」を出すと勝つ確率が高い。
2016年6月14日火曜日
今年公開された『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(Batman v Superman: Dawn of Justice)ではバットマンとスーパーマンが戦ったけど、数あるスーパーヒーローのうち最も優れているのは誰だろう? 「いずれも架空の存在なのだから、何を馬鹿げたことを!」なんて言わないで。ちゃんと学術的に研究されているのである。

英レスター大学(University of Leicester)の学生が2009年から2016年の間、学術誌に発表した数多くの論文を基に、スーパーヒーローの能力を科学的に分析した研究チームがいるのだ。(スーパーヒーローに関する論文が数多く生まれているなんて、レスター大学って楽し~い。)
研究をまとめたのがこの表。
対象となったスーパーヒーローは、左からスーパーマン(Superman)、ウルヴァリン(Wolverin)、ミスティーク(Mystique)、マイティ・ソー(Thor)、フラッシュ(The Flash)、スパイダーマン(Spiderman)、バットマン(Batman)、リザード(The Lizard)、アイアンマン(Iron Man)、シルバーサーファー(Silver Surfer)、ブラックボルト(Black Bolt)、アイスマン(Iceman)の12人。(『Xーメン』のひとりに過ぎないミスティークや『アメイジング・スパイダーマン』の悪役、リザードが「スーパーヒーロー」に入っているのが、研究者の好みを暗示している。)
縦に特別な力(「スピード」「破壊力」「安全に移動する能力」など13項目)と弱点(「長時間パワーが維持できない」「移動方法が危険」など6項目)をリストアップし、スーパーヒーローを比較検討したところ、特別な力を7つ持ち、弱点がひとつしかないスーパーマンが一番優れているという結論に達した。
その他にも、細かい分析結果が出ている。

英レスター大学(University of Leicester)の学生が2009年から2016年の間、学術誌に発表した数多くの論文を基に、スーパーヒーローの能力を科学的に分析した研究チームがいるのだ。(スーパーヒーローに関する論文が数多く生まれているなんて、レスター大学って楽し~い。)
研究をまとめたのがこの表。
対象となったスーパーヒーローは、左からスーパーマン(Superman)、ウルヴァリン(Wolverin)、ミスティーク(Mystique)、マイティ・ソー(Thor)、フラッシュ(The Flash)、スパイダーマン(Spiderman)、バットマン(Batman)、リザード(The Lizard)、アイアンマン(Iron Man)、シルバーサーファー(Silver Surfer)、ブラックボルト(Black Bolt)、アイスマン(Iceman)の12人。(『Xーメン』のひとりに過ぎないミスティークや『アメイジング・スパイダーマン』の悪役、リザードが「スーパーヒーロー」に入っているのが、研究者の好みを暗示している。)
縦に特別な力(「スピード」「破壊力」「安全に移動する能力」など13項目)と弱点(「長時間パワーが維持できない」「移動方法が危険」など6項目)をリストアップし、スーパーヒーローを比較検討したところ、特別な力を7つ持ち、弱点がひとつしかないスーパーマンが一番優れているという結論に達した。
その他にも、細かい分析結果が出ている。
2015年12月10日木曜日
「国際化」=「英語が話せること」こんな単純な図式で物事が進まないことは、他国のビジネスマンと交渉したことがある人や、外国に支社や工場を設立した会社は痛感しているだろう。相手のコミュニケーション方法がわかっていれば、ビジネス交渉や外国人従業員の取り扱いがかなり楽になるはず。
そう思っている人の強い味方がこの本。リチャード・ルイス(Richard Lewis)著『When Culture Collide』(文化が衝突する時)。初版は1996年で現在第3版が出ている。100万部以上売れた大ベストセラーだが、邦訳はないみたい。(邦訳を出したい出版社はいませんか? 訳しますよ。)『ウォールストリート・ジャーナル』紙が「世界経済をナビするロードマップの決定版」(an authoritative roadmap to navigating the world's economy)と呼ぶ本だ。
リチャード・ルイスは、10か国語を話すイギリスの言語学者。ステレオタイプの危険性を認識しながらも、国による違いは確かにあるという。
ルイスは「リニア・アクティブ」(linear-actives)、「マルチ・アクティブ」(multi-actives)、「リアクティブ」(reactives)という3つのカテゴリーを使って、国民性を分析する。
- リニア・アクティブ・・・計画し、予定を立て、オーガナイズし、予定に従って行動する。一度にひとつのことをする。ドイツ人やスイス人など。
- マルチ・アクティブ・・・一度に多くのことを同時に行う、活発で饒舌な人々。時系列のスケジュールではなく、スリルや重要性に従って優先順位をつける。イタリア人、中南米人、アラブ人など。
- リアクティグ・・・礼儀正しさや他人への敬意を重要視する文化。話し相手の言うことに静かに穏やかに耳を傾け、相手の提案に注意深く対応する。中国人、日本人、フィンランド人など。
これらの特徴は文化や伝統に深く根ざしているため、政治経済の状況が突然変わってもあまり影響を受けないという。
この3つのカテゴリーを元に、世界各国を位置づけしてみたのがこの図。青がリニア・アクティブ、赤がマルチ・アクティブ、黄色がリアクティブ。
国民性が違うと、コミュニケーションの方法も異なる。
2015年11月21日土曜日
「文化」と一口に言っても、意味するところは多種多様。あまりにも多くの要素を含んでいる。
例えば、広辞苑はこう定義する。
これをチャートで表そうという無謀な学者がいる。米ミシガン大学(University of Michigan)のロナルド・イングレハート(Ronald Inglehart)と独ルエパナ大学(Luephana University)のクリスティアン・ヴェルツェル( Christian Welzel)だ。
縦軸と横軸の両方の真ん中がゼロという複雑なチャート。縦軸は宗教、親子関係、権威などの伝統的価値(マイナス部分)とリベラルな世俗的合理的価値(プラス部分)を表している。伝統的価値を重んじる人々は離婚、堕胎、安楽死、自殺などを否定する。
横軸はサバイバル価値(マイナス部分)と自己表現価値(プラス部分)を表している。サバイバル価値は経済的また身体的安全を重視し、信頼や寛容と程遠い。自己表現価値は環境保護、性の平等、外国人や同性愛好者への寛容などを重んじる。
日本は世界のどの国よりも世俗的合理的価値を重視する一方で、横軸はゼロに近いニュートラルである。
例えば、広辞苑はこう定義する。
「人間が自然に手を加えて形成してきた物心両面の成果。衣食住をはじめ科学・技術・学問・芸術・道徳・宗教・政治など生活形成の様式と内容とを含む。文明とほぼ同義に用いられることが多いが、西洋では人間の精神的生活にかかわるものを文化と呼び、技術的発展のニュアンスが強い文明と区別する。」
これをチャートで表そうという無謀な学者がいる。米ミシガン大学(University of Michigan)のロナルド・イングレハート(Ronald Inglehart)と独ルエパナ大学(Luephana University)のクリスティアン・ヴェルツェル( Christian Welzel)だ。
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| (Business Insider) |
縦軸と横軸の両方の真ん中がゼロという複雑なチャート。縦軸は宗教、親子関係、権威などの伝統的価値(マイナス部分)とリベラルな世俗的合理的価値(プラス部分)を表している。伝統的価値を重んじる人々は離婚、堕胎、安楽死、自殺などを否定する。
横軸はサバイバル価値(マイナス部分)と自己表現価値(プラス部分)を表している。サバイバル価値は経済的また身体的安全を重視し、信頼や寛容と程遠い。自己表現価値は環境保護、性の平等、外国人や同性愛好者への寛容などを重んじる。
日本は世界のどの国よりも世俗的合理的価値を重視する一方で、横軸はゼロに近いニュートラルである。
2015年9月25日金曜日
日本を出て28年になる。たまに日本に行くと、変わるもの、変わらないものに気がつきがちだ。
そんなに遠い昔でもない頃、東京の地下鉄や電車では、多くの人が本や雑誌を広げて読んでいた。携帯電話が世界中で普及をし始め、ヨーロッパやアフリカでSMSを送ることが普通になった頃、日本ではまずPHPによるショートメール、その後は携帯メールが一般的になり、電車内で魔術師のように指を動かし、メッセージを送っている若者が目についた。スマートフォンが一般的になった今では、紙の媒体を読む人を電車で見かけることが稀になった。小型パソコンを常時携行しているようなもので、メール、ゲーム、ネット、読書などがすべてスマホで出来てしまう。
現在では、世界の多くの地域で、スマートフォン以外の携帯電話を入手する方が難しい。私が住む南アフリカでもそうだ。出先にまでネットや電話に追いかけられたくない私は、携帯電話でデータ通信をしないどころか、電話としても緊急の場合以外使っていない。(電話自体があまり好きでないので、電話線を使った電話ですら殆どかけない。)だから、超シンプルな、あまりごちゃごちゃ機能のついていない機種で十分なのだが、選択肢がないため、データ通信をしないのにスマホを使っている。(南ア市場で一番安い「マイクロソフトルミア」!)
しかし、周りを見渡すと、そんな偏屈なのは私ひとり。どんなメカに弱い友人でも、スマホでメールし、ネット検索し、写真を送り、ワッツアップ(WhatsApp)でメッセージを送っている。(南アではラインは無名で、一般的なのはワッツアップ。)
ある日突然スマホが使えなくなったら、途方に暮れる人が多いのでないか。
そこで、コンサルタント会社BCGがEU各国で「携帯ネットを一週間諦めるくらいなら、何を諦めますか」というアンケート調査を行った。
その結果がこれ。
そんなに遠い昔でもない頃、東京の地下鉄や電車では、多くの人が本や雑誌を広げて読んでいた。携帯電話が世界中で普及をし始め、ヨーロッパやアフリカでSMSを送ることが普通になった頃、日本ではまずPHPによるショートメール、その後は携帯メールが一般的になり、電車内で魔術師のように指を動かし、メッセージを送っている若者が目についた。スマートフォンが一般的になった今では、紙の媒体を読む人を電車で見かけることが稀になった。小型パソコンを常時携行しているようなもので、メール、ゲーム、ネット、読書などがすべてスマホで出来てしまう。
現在では、世界の多くの地域で、スマートフォン以外の携帯電話を入手する方が難しい。私が住む南アフリカでもそうだ。出先にまでネットや電話に追いかけられたくない私は、携帯電話でデータ通信をしないどころか、電話としても緊急の場合以外使っていない。(電話自体があまり好きでないので、電話線を使った電話ですら殆どかけない。)だから、超シンプルな、あまりごちゃごちゃ機能のついていない機種で十分なのだが、選択肢がないため、データ通信をしないのにスマホを使っている。(南ア市場で一番安い「マイクロソフトルミア」!)
しかし、周りを見渡すと、そんな偏屈なのは私ひとり。どんなメカに弱い友人でも、スマホでメールし、ネット検索し、写真を送り、ワッツアップ(WhatsApp)でメッセージを送っている。(南アではラインは無名で、一般的なのはワッツアップ。)
ある日突然スマホが使えなくなったら、途方に暮れる人が多いのでないか。
そこで、コンサルタント会社BCGがEU各国で「携帯ネットを一週間諦めるくらいなら、何を諦めますか」というアンケート調査を行った。
その結果がこれ。
2015年9月6日日曜日
毎日世界中で約15万人が死亡している。しかし、どの年齢で、どのように死ぬかは、その人がどの国に生まれ育ったかに左右されるという。
ワシントン大学(University of Washington)の医療研究機関「IHME」(Institute for Health Metrics and Evaluation)」では、世界保健機関(WHO)のために「GBD」(The Global Burden of Diseases, Injuries, and Risk Factors Study)という調査を実施している。 世界108か国、計千人以上の科学者の協力を得て、病気の現状と傾向を調査するものだ。
GBDでは2013年の国別「損失生存年数」(Years of Life Lost)を発表した。「損失生存年数」とは「早死によって失われた潜在的な年数」のこと。
「早死によって失われた年数」=「現実的に見て、生きる可能性がある最長年齢」-「実際の死亡年齢」
例えば、86歳まで生きる可能性のある人が交通事故で21歳で死んだ場合、86-21=65が「早死により失われた年数」と計算される。数が大きいほど、早すぎる死を迎えたことになる。
「生きる可能性がある最長年齢」とは「標準平均寿命」(standard life expectancy)のこと。「ウィキペディア」には「日本人の平均余命が世界で最も長いので、日本人の平均余命が早死の評価の基準値として使われている」とあるが、本当だろうか。
GBDが注目したのは「失った人生」の長さばかりではない。早死の原因も分析した。その結果がこれ。(画像はすべてVox「The #1 reason people die early, in each country」から)
アフリカでは肺炎、下痢、マラリアなど、医療制度が整った国では簡単に治療できる病気が死因のナンバーワンになっている。しかも、死者10名のうち4名が15歳未満。
ワシントン大学(University of Washington)の医療研究機関「IHME」(Institute for Health Metrics and Evaluation)」では、世界保健機関(WHO)のために「GBD」(The Global Burden of Diseases, Injuries, and Risk Factors Study)という調査を実施している。 世界108か国、計千人以上の科学者の協力を得て、病気の現状と傾向を調査するものだ。
GBDでは2013年の国別「損失生存年数」(Years of Life Lost)を発表した。「損失生存年数」とは「早死によって失われた潜在的な年数」のこと。
「早死によって失われた年数」=「現実的に見て、生きる可能性がある最長年齢」-「実際の死亡年齢」
例えば、86歳まで生きる可能性のある人が交通事故で21歳で死んだ場合、86-21=65が「早死により失われた年数」と計算される。数が大きいほど、早すぎる死を迎えたことになる。
「生きる可能性がある最長年齢」とは「標準平均寿命」(standard life expectancy)のこと。「ウィキペディア」には「日本人の平均余命が世界で最も長いので、日本人の平均余命が早死の評価の基準値として使われている」とあるが、本当だろうか。
GBDが注目したのは「失った人生」の長さばかりではない。早死の原因も分析した。その結果がこれ。(画像はすべてVox「The #1 reason people die early, in each country」から)
2015年7月25日土曜日
「数独」と「絵文字」に共通するのは・・・?
どちらも日本語と意識されることなく、「sudoku」「enoji」として世界中で使われている言葉だ。「anime」や「manga」や「otaku」も、「sudoku」や「emoji」より使用者が限定されるものの、今や世界語である。
前世紀の後半に、日本の「エコノミックミラクル」(economic miracle)が世界の驚異を呼び起し、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」(Japan As Number One)なんて本がもてはやされた時期があったが、その頃でも、今ほど世界に通用する日本語はなかったように思う。
特に「emoji」の浸透は、メールやソーシャルネットワークなど、普通の人の日常生活と密着しているためか目覚ましい。
絵文字は世界中で使われているが、国によって使う絵文字の種類は違うのだろうか?
・・・とか思って探したら、絵文字による国民性調査が見つかった。2014年10月から2015年1月までの4か月間、16の言語・地域において、アンドロイドとiOSのデバイスで使われた10億の絵文字を分析したもの。世界には800以上に絵文字があるという。それをこの調査では60のカテゴリーに分けている。
まず、どの絵文字がよく使われているのか。
ナンバーワンは「スマイリー」。世界中で使用された絵文字の44.8%がスマイリーなのだ。次いで、「悲しい顔」(14.33%)、「ハート」(12.5%)、「手のジェスチャー」(5.3%)。
どちらも日本語と意識されることなく、「sudoku」「enoji」として世界中で使われている言葉だ。「anime」や「manga」や「otaku」も、「sudoku」や「emoji」より使用者が限定されるものの、今や世界語である。
前世紀の後半に、日本の「エコノミックミラクル」(economic miracle)が世界の驚異を呼び起し、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」(Japan As Number One)なんて本がもてはやされた時期があったが、その頃でも、今ほど世界に通用する日本語はなかったように思う。
特に「emoji」の浸透は、メールやソーシャルネットワークなど、普通の人の日常生活と密着しているためか目覚ましい。
絵文字は世界中で使われているが、国によって使う絵文字の種類は違うのだろうか?
・・・とか思って探したら、絵文字による国民性調査が見つかった。2014年10月から2015年1月までの4か月間、16の言語・地域において、アンドロイドとiOSのデバイスで使われた10億の絵文字を分析したもの。世界には800以上に絵文字があるという。それをこの調査では60のカテゴリーに分けている。
まず、どの絵文字がよく使われているのか。
ナンバーワンは「スマイリー」。世界中で使用された絵文字の44.8%がスマイリーなのだ。次いで、「悲しい顔」(14.33%)、「ハート」(12.5%)、「手のジェスチャー」(5.3%)。
2014年11月8日土曜日
清水(しみず)といえば、「清水次郎長」「ちびまるこちゃん」「三保の松原など」で知られている。「清水もつカレー」も名物だという。
私(わたし)的には、「琉球古武術保存振興会」と「唯心会空手道」の発祥の地。創始者の井上元勝(1918-93)は明治の元老井上馨(1836-1915)の娘千代子と桂太郎首相(1848-1913)の息子三郎の子息。歴史学者、井上光貞(1917-83)の弟でもある。
井上家は長州藩の武士だったが、明治維新後、政治家、貴族(侯爵)になり、清水に別荘があったらしい。総本部が東京に移るまでは大勢の弟子を抱える道場だったそうで、「井上道場」を覚えている年配の方々に何人も出会った。
清水市は2005年、静岡市に併合され「清水区」になった。「城下町」静岡と「漁業の町」清水は気風が全く異なるため、ミスマッチングな合併、とは「清水もつカレー総合研究所」所長のお姉さんの弁。「静岡の人は清水を見下している」と感じているとか。(サンプル数が少ないので、どのくらい一般的な意見なのかは不明。清水、静岡の皆さん、どう思いますか?)
私(わたし)的には、「琉球古武術保存振興会」と「唯心会空手道」の発祥の地。創始者の井上元勝(1918-93)は明治の元老井上馨(1836-1915)の娘千代子と桂太郎首相(1848-1913)の息子三郎の子息。歴史学者、井上光貞(1917-83)の弟でもある。
井上家は長州藩の武士だったが、明治維新後、政治家、貴族(侯爵)になり、清水に別荘があったらしい。総本部が東京に移るまでは大勢の弟子を抱える道場だったそうで、「井上道場」を覚えている年配の方々に何人も出会った。
清水市は2005年、静岡市に併合され「清水区」になった。「城下町」静岡と「漁業の町」清水は気風が全く異なるため、ミスマッチングな合併、とは「清水もつカレー総合研究所」所長のお姉さんの弁。「静岡の人は清水を見下している」と感じているとか。(サンプル数が少ないので、どのくらい一般的な意見なのかは不明。清水、静岡の皆さん、どう思いますか?)
2014年7月30日水曜日
The Almost Nearly Perfect People(限りなく完璧に近い人々)という本を読んでいる。副題はThe Truth about the Nordic Miracle(北欧の奇跡の真実)。著者はデンマーク在住のイギリス人作家・ジャーナリスト、マイケル・ブース(Michael Booth)。料理と旅を専門とするライターだ。Sushi and Beyond: What the Japanese Know About Cooking (2009年)という著作もある。
見返しの宣伝文にはこうある。
もうお気づきとは思うが、ガチガチの真面目な本ではない。しかし、しっかりしたリサーチと取材に基づいている。ニヤニヤ、時には大笑いしながら読み進めると、北欧5か国の現実と、そこに暮らす人々の姿が等身大で迫ってくる。
最初に取り上げられているのは、著者が住むデンマーク。著者の奥さんはデンマーク人。5章150頁に及ぶ内容なので、最も印象に残ったことをご紹介する。
英レスター大学(University of Leicester)心理学部が「生活満足指標」(Satisfaction with Life Index)なるものを発表した。それによると、世界中で最も幸せなのはデンマーク人という。著者にしてみれば解せない。「暗くて、ジメジメして、どんよりして、平坦で、小さな国土」に「ストイックで良識のある人々」が住む「世界一税率が高い」国が、世界で一番幸せな国?
ブースはデンマークの幸せの理由を探るリサーチを開始する。
見返しの宣伝文にはこうある。
世界中が北欧諸国の成功の秘密を知りたがっている。世界で一番税金多く払っているのに、何故デンマーク人は世界で一番幸せなのか? フィンランドの教育制度が世界で一番優れているのなら、何故フィンランド人は「スウェーデン人の男は皆ゲイだ」と未だに信じているのか? アイスランド人は本当に野放図なのか? ノルウェー人はあり余る原油収入をどう使っているのか? そして、何故、以上の全員がスェーデン人を嫌っているのか?
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| マイケル・ブーズ(amazon.co.uk) |
最初に取り上げられているのは、著者が住むデンマーク。著者の奥さんはデンマーク人。5章150頁に及ぶ内容なので、最も印象に残ったことをご紹介する。
英レスター大学(University of Leicester)心理学部が「生活満足指標」(Satisfaction with Life Index)なるものを発表した。それによると、世界中で最も幸せなのはデンマーク人という。著者にしてみれば解せない。「暗くて、ジメジメして、どんよりして、平坦で、小さな国土」に「ストイックで良識のある人々」が住む「世界一税率が高い」国が、世界で一番幸せな国?
ブースはデンマークの幸せの理由を探るリサーチを開始する。
2014年6月30日月曜日
「モノクル」(Monocle)は国際ニュースからビジネス、文化、ライフスタイルまでを扱う雑誌、24時間ラジオ局、ウェブサイト。CBCニュースのレポーター、ハリー・フォーステル(Harry Forestell)に言わせると、『フォーリン・アフェア』(Foreign Affairs)誌と『ヴァニティ・フェア』(Vanity Fair)誌を足して2で割ったようなもの。国際人のための情報提供メディアである。
このほど、『モノクル』誌の第8回「世界で最も住みやすい都市ランキング」(Most Liveable Cities Index)が発表された。正式名は「生活の質調査2014」(Quality of Survey 2014)。
住みやすい都市ランキングはいくつかあるが、『モノクル』誌が重視するのは、安全性・犯罪の少なさ、世界とのつながり易さ、気候・日光、建築の質、公共の交通機関、許容度、自然環境、都市デザイン、ビジネス環境、積極的な政策決定、医療など。
公表された25都市の11位から25位を見てみよう。
そして、ベストテンは・・・? 『モノクル』誌のコメント付きで紹介する。
このほど、『モノクル』誌の第8回「世界で最も住みやすい都市ランキング」(Most Liveable Cities Index)が発表された。正式名は「生活の質調査2014」(Quality of Survey 2014)。
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| Quality of Life Survey 2014 (Monocle) |
住みやすい都市ランキングはいくつかあるが、『モノクル』誌が重視するのは、安全性・犯罪の少なさ、世界とのつながり易さ、気候・日光、建築の質、公共の交通機関、許容度、自然環境、都市デザイン、ビジネス環境、積極的な政策決定、医療など。
公表された25都市の11位から25位を見てみよう。
25位 ブリスベン(オーストラリア) 新規
24位 オスロ(ノルウェー) 新規
23位 ポートランド(アメリカ) 昨年と同じ
22位 リズボン(ポルトガル) 新規
21位 バルセロナ(スペイン) 昨年と同じ
20位 ハンブルグ(ドイツ) 昨年16位
19位 アムステルダム(オランダ) 昨年22位
18位 パリ(フランス) 昨年14位
17位 マドリッド(スペイン) 昨年18位
16位 シンガポール(シンガポール) 昨年16位
15位 バンクーバー(カナダ) 昨年19位
14位 ベルリン(ドイツ) 昨年20位
13位 香港(中国) 昨年11位
12位 オークランド(ニュージーランド) 昨年10位
11位 シドニー(オーストラリア) 昨年9位
24位 オスロ(ノルウェー) 新規
23位 ポートランド(アメリカ) 昨年と同じ
22位 リズボン(ポルトガル) 新規
21位 バルセロナ(スペイン) 昨年と同じ
20位 ハンブルグ(ドイツ) 昨年16位
19位 アムステルダム(オランダ) 昨年22位
18位 パリ(フランス) 昨年14位
17位 マドリッド(スペイン) 昨年18位
16位 シンガポール(シンガポール) 昨年16位
15位 バンクーバー(カナダ) 昨年19位
14位 ベルリン(ドイツ) 昨年20位
13位 香港(中国) 昨年11位
12位 オークランド(ニュージーランド) 昨年10位
11位 シドニー(オーストラリア) 昨年9位
そして、ベストテンは・・・? 『モノクル』誌のコメント付きで紹介する。
2014年6月25日水曜日
6月23日、「Good Country Index」が発表された。この指標における「グッド・カントリー」の定義は、自国の枠を超え、より良い世界を築くために貢献している国。いわば、「立派な国ランキング」である。
調査を行ったのは、過去20年間に世界中の大統領や首相計53人にアドバイスしてきたというサイモン・アンホルト(Simon Anholt)。プロの政策アドバイザーだ。
「人々が最も称賛するのは、立派な国というイメージだということに気がついた。経済力があるとか、美しいとか、強大であるとか、近代的とかいうことより、ずっと大切なのだ。そこで、人類に最も貢献していると思われているのはどの国か、そしてどの国が実際に立派なのかを知りたいと思った。」
アンホルト氏は世界125か国を以下の7つのカテゴリー別に貢献度の点数をつけ、それに基づいて総合ランキングを決定した。
各カテゴリーの点数は、5つのデータの総合点。例えば「世界秩序」カテゴリーには、開発援助の金額や国連条約の批准・署名数などのデータが含まれる。世界への貢献度しか考慮されないので、いくらGDPが大きくても、いくら自国民の福利厚生が整っていても、点数に加算されない。
勿論、「立派」という言葉そのものが主観的。カテゴリーの分け方や、データの選び方や、計算の仕方などに批判は沢山ある。また、入手できるデータにも限りがある。これが完全とか絶対とか断言できる「立派な国リスト」作成は不可能だ。それでも、敢えてランキングを作成し公表したのは、普通の人々に自分の国が「立派」かどうか考えて欲しいから。
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| サイモン・アンホルト(Wikipedea) |
「人々が最も称賛するのは、立派な国というイメージだということに気がついた。経済力があるとか、美しいとか、強大であるとか、近代的とかいうことより、ずっと大切なのだ。そこで、人類に最も貢献していると思われているのはどの国か、そしてどの国が実際に立派なのかを知りたいと思った。」
アンホルト氏は世界125か国を以下の7つのカテゴリー別に貢献度の点数をつけ、それに基づいて総合ランキングを決定した。
科学技術(Science and Techonology)
文化(Culture)
世界平和・安全(International Peace and Security)
世界秩序(World Order)
地球・気候(Planet and Climate)
繁栄・平等(Prosperity and Equality)
健康・福祉(Health and Wellbeing)
文化(Culture)
世界平和・安全(International Peace and Security)
世界秩序(World Order)
地球・気候(Planet and Climate)
繁栄・平等(Prosperity and Equality)
健康・福祉(Health and Wellbeing)
各カテゴリーの点数は、5つのデータの総合点。例えば「世界秩序」カテゴリーには、開発援助の金額や国連条約の批准・署名数などのデータが含まれる。世界への貢献度しか考慮されないので、いくらGDPが大きくても、いくら自国民の福利厚生が整っていても、点数に加算されない。
勿論、「立派」という言葉そのものが主観的。カテゴリーの分け方や、データの選び方や、計算の仕方などに批判は沢山ある。また、入手できるデータにも限りがある。これが完全とか絶対とか断言できる「立派な国リスト」作成は不可能だ。それでも、敢えてランキングを作成し公表したのは、普通の人々に自分の国が「立派」かどうか考えて欲しいから。
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