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2015年7月5日日曜日

映画『チャッピー』(Chappie) 心を持つロボットの物語

『チャッピー』Chappie

監督
ニール・ブロムカンプ(Neill Blomkamp)

主演
 デヴ・パテル(Dev Patel)
シャールト・コプリー(Sharlto Copley)

2015年 アメリカ合衆国作品







ジョハネスバーグ生まれの映画監督、ニール・ブロムカンプ(Neill Blomkamp)は、20代後半で初めて手がけた長編映画『第9地区』(District 9)が米アカデミー賞の最優秀作品賞候補になるという、映画監督としては幸運なスタートを切った。

『第9地区』はジョハネスバーグを舞台にしたSF大作。南アフリカを舞台としたハリウッド映画は、主人公が南ア人でもアメリカ人やイギリス人の役者が主演と相場が決まっているのに、敢えて南アフリカ人の俳優を主役・脇役に起用したことに好感を持った。尤も、3千万ドル(推定)というSF大作にしては控え目な予算では、ハリウッドの大スターは雇えなかったのかもしれないが。(因みに、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(STAR WARS EPISODE III: Revenge of the Sith)の推定予算は1億1300万ドル。)


2014年6月16日月曜日

ロッシーニのシンデレラ METライブビューイング

METライブビューイング(Metropolitan Opera Live in HD)今シーズン最後の出し物は、ジョアキーノ・ロッシーニ(Gioachino Rossini)の『チェネレントラ』(La Cenerentola)。童話『シンデレラ』をオペラ化したもの。

といっても、子供向けのオペラではない。妖精のお婆さんとか、カボチャの馬車とか、12時までの時間制限は出てこない(以上はディズニーのアニメ版のお話)。ロッシーニは魔法の要素をなくし、大人向けの素敵なロマンチックコメディーに仕上げている。3週間でこのオペラを書き上げた時、ロッシーニは弱冠25歳。前年に発表した『セビリアの理髪師』(Il Barbiere di Siviglia)が大ヒットし、ノリに乗っていた時期だ。

主人公はアンジェリーナ(Angelina)。いいところのお嬢さんだったが、寡婦になった母親がドン・マニフィコ(Don Magnifico)と再婚したことから、運命が狂ってしまう。落ちぶれた男爵ドン・マニフィコには先妻との娘、クロリンダ(Clorinda)とティスベ(Tisbe)がいる。いずれも高慢で我儘で贅沢好き。ドン・マニフィコはアンジェリーナの母親が亡くなった後、実の娘に贅沢をさせるため、アンジェリーナが受け継いだ遺産を勝手に使い果たした。ソファもボロボロの家に住む男爵はメイドも雇えないらしく、アンジェリーナを召使いとしてこき使い、ボロを着たアンジェリーナを「チェネレントラ」(灰かぶり)と呼んで馬鹿にしている。(暖炉の掃除などで、灰だらけになってしまうのだろうか。)おとなしくて心優しいアンジェリーナは、いつかこの環境から抜け出ることを夢見つつも、黙って耐えている。

METライブビューイング最新情報

一方のラミーノ(Ramiro)王子。後継ぎを心配する重病の父王から「すぐ結婚しなければ勘当する」と脅され、しぶしぶ嫁探しをしている。「愛していない相手でも、この際仕方がない」と嘆きながら、宮殿で舞踏会を開き、一番美しい娘と結婚することにした。勿論、「一番美しい」といっても、小作民の娘が玉の輿に乗るわけではなく、貴族や有力者しか対象にならないのだろう。王子の家庭教師を務める哲学者のアリドーロ(Alidoro)が乞食に身をやつし、家族構成を記録した台帳を頼りに、適齢期の娘がいる家庭をまわって下調べをしている。


2014年4月29日火曜日

室内楽のイメージを打ち破るドイツの美女カルテット「サルートサロン」(Salut Salon)

室内楽(chamber music)というと、宮廷の応接室など(chamber)でオスマシして優雅に奏でる優等生的なイメージがあるが、ドイツの女性カルテット「サルートサロン」(Salut Salon)は押さえきれないエネルギーがほとばしり出る豪快さと、女性らしい繊細さと、ヴィジュアル的な麗しさを併せ持つ、ゴキゲンなグループ。楽しくて、ひたすらカッコいい。

まずはこちらをご覧ください。




2014年4月13日日曜日

オペラも容姿の時代? METライブビューイング

ポスターを見てちょっと驚いた。これがオペラ歌手・・・?


カッコいいけど、この体格で声が出るの・・・?

・・・というのは、全くの懸念に終わった。

ヨナス・カウフマン(Jonas Kaufman)。今、人気絶頂のドイツ人テノールだ。演目はジュール・マスネ(Jules Massenet)の『ウェルテル』(Werther)。ゲーテの『若きウェルテルの悩み』をオペラ化したもの。