ボツワナの国立公園のど真ん中でキャンプをしていた時のこと。夕食時、誰かが赤ワインのグラスを倒してしまった。幸い真っ白いテーブルクロスではなかったものの、それでも赤がはっきりわかる。早く対処しなければ・・・。赤ワインだとやはり塩をすりこむのが定番か?
キャンプのスタッフが持って来たのはソーダ水だった。こぼれたワインの上にたっぷりふりかけ、布巾で拭いておしまい。「これで大丈夫だよ」と落ち着いたもの。赤ワインにソーダ水。そんな裏技があったとは!
身近にあるものを使った意外なシミ抜き方法を目にするたびに「おお!」と感動するのだが、すぐ忘れてしまう。せっかく学んだことが全然役に立たない。
覚えやすい方法はないものかと頭をひねっていたら、こんな裏技一覧図を見つけた。プリントアウトして冷蔵庫に張っておこう。小さく印刷して手帳に入れておいてもよいかも。
自分へのメモ代わりに訳すことにする。
油(oil)…口紅でもベーコンの脂肪でも、油だったらチョークの粉が吸い取ってくれる。油がついたところにチョークの粉をすり込んでから、洗濯機に放り込む。
デオドラント(deodorant)…ドライヤーシート(乾燥機用柔軟剤シート)を使う。繊維を傷つけることなく、洋服についたデオドラントを吸収してくれる。
コーヒー(coffee)…服にこぼしたコーヒーではなく、カップについたコーヒーのシミを取る方法。湿った布にベーキングソーダをたっぷりつけ、コーヒーのシミがついた食器やカップを優しくこすり洗い流す。
口紅(lipstick)…消毒用アルコールを含ませたコットンで、口紅が取れるまで繰り返して軽く叩く。
グリース(grease)…油性潤滑剤が服についた時に力を発揮するのはコカコーラ(ペプシじゃだめなのか?)。洗剤と一緒にコーラを洗濯機に入れて、普通に洗うだけ。
汗(sweat)…レモン汁と水を1対1の割合で混ぜて、汗で黄色くなった、服の脇の下部分にすり込む。
インク(ink)…インクがついた生地を一晩牛乳につける。翌朝水洗いしてから、普通通り洗濯する。
赤ワイン(red wine)…ワインが完全に浸み込む前に塩を振りまく。
血液(blood)…過酸化水素を3%に薄めたものをたらし、水で洗ってから洗濯機に放り込む。因みに、過酸化水素を3%に薄めた水溶液はオキシドール(oxydol)。
草(grass)…ついたばかりのシミだったら、酢で濡らしたスポンジでシミが取れるまで軽く叩く。乾いたシミには、酢とベーキングソーダをペースト状に混ぜたものをつけ、こすってから洗濯機で洗う。
メーク(makeup)…ファンデーションやコンシーラーのシミを取ってくれるのは、シェービングクリーム。つけて、揉んで、水洗いする。
ベリー類の汁(berry juice)…少なくとも8センチの高さから熱湯をかけて、繊維から汁をざっと流し出す。それでもシミが取れなかったら、酢につけ、水洗いし、日光の下で乾かす。
我が家にあるのは、レモン汁、牛乳、塩、酢、熱湯くらいか。ベーキングソーダや消毒用アルコールくらい常備してもよいかも。。。
【参考資料】
"Simple fixes for 12 stubborn stains, from grease to grass" (Insider)
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